25歳の時にバンドをやっていました。
ごぼうくんはエレキギターとボーカルが担当だったのです。
へなちょこだったけどね
バンド活動で分かった個性を受け入れるということ
エレキギターってエフェクターと繋ぐと音質が変えられるんです。
僕の歌声は誰が聴いてもハスキーでロックな声ではなく、クリーンな透明感のある声でした。
当時、自分の声にコンプレックスがあった僕は、せめてギターだけでも「ギュイーーーーン」と歪(ひず)ませたくて『ディストーション』というエフェクターを繋いでいたんです。
歪んだギター。クリーンな歌声。
(このギャップが結構新鮮に聴こえるんじゃないかな。)
そんな打算的なことまで思っていました。
しかし。
自分たちが録音した音を初めて聞いて、僕は震えました。
なじんでない、、、!
全然なじんでない!
なんならダサい!
歪んだギターと自分のクリーンな声がケンカしていて、全くマッチしてなかったのです。
お互いがお互いをジャマし合う最悪な状態でした。
そこで僕はクリーントーンに少し歪みが入るエフェクターに変えてみたんです。
そしたら、「あれ?」音が全くケンカしない。
「自分の個性は個性として受け入れて、ごまかしたり潰してはいけない。」
と、SMAPの「世界に一つだけの花」を聞いても何も思わなかった僕が初めてそんな風に思えた瞬間でした。←怒られるぞおいお前
髪型。個性。のバランス。
ごぼうくんは歴15年の美容師なのですが、
髪型をオーダー通りに切るのが美容師の仕事。と思っている人もいるでしょう。
違うんです。美容師ってその方のライフスタイル、表情や顔型、動きの癖、キャラクターとか見ながら嗅覚で感じながら切らないと、喜んでくれないんです。
そして、15年かかってようやく最近、バンド活動の時の教訓が自分の中でさらに腑に落ちてきたような気がしています。
そう。個性を無視すると絶対に似合わないし、どこかに無理が出てしまうんです。
例えば、童顔にオールバックはやっぱり似合わない。
それでもカッコいい。似合っている。という意見もあるでしょう。
しかし、それは作品として「面白い」と思っているだけで、本人にハマっている。とは言えないんです。
ここが15年間ずっと腑に落ちずモヤモヤしていました。
「面白ければいいんじゃん。」
そんな風に思っていたんです。
でもそれは大きくは間違ってなかったけど、少し違ったんですね。
個性は受け入れたあとで、広げていくようなイメージ
何か作品を作る時。
このブログだってそうだ。
無理して自分を作って、そんな仮の姿の自分が何かを作ったり伝えようとしたって何も伝わらないと思うんです。
受け入れるのは大変です。
コンプレックスだらけで生きてきた僕ですが、それを受け入れ、それを発展させていくのは至難です。
「まあいっか。」という楽天的な切り替えと、「ここか!自分が伸ばすところ!」という気付きと開き直りがないと成せないんですよね。
まだまだ僕はその域には達していませんが、なんとなく最近生きるのが楽になったなと思ったので記事にさせていただきました。
真面目か!
ひらきにゃおり(開き直り)
なんだよ!いつものごぼうくんかよ!
ま、肩の力抜いていきましょうか。
そんなLife!!!!!!!!!!を。お互いに。
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